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2枚の0.6mm厚、直径12cmのポリカーボネート製の円板を貼り合わせたもので、CD(コンパクトディスク)と同サイズを維持しつつ映像などの大量のデジタル情報を記録でき強度も確保している。読み取りには650nmの赤色レーザーを使用。DVD-Videoだけでなくパソコンの記録媒体としても使用され、DVDプレーヤーやDVD-ROMドライブは、CD-DAやCD-ROMの再生にも対応する。
ディスクの記録面上の連続線上にピットと呼ばれるくぼみを作ることでデータを記録する。レーザー光線を当て、そのくぼみの有無による反射の違いを利用して、デジタルデータとして読み込む。
家庭用のDVDプレーヤーの販売は1996年に開始された。2001年12月には、DVDプレーヤーの国内出荷台数がVTRを上回った。パソコン分野でも光学メディアの中心はCDからDVDに移行しつつある。オーディオ分野では一部愛好者向けにとどまり大きく普及していない(DVD-Audio参照)。
DVDはVTRに比べメディアの製造コストが著しく低いうえに(一説にはCDと同程度)取扱いも容易なので、パブリッシャー側からすれば収益が上げやすい。このため映像を取り扱う産業ではセルDVDを(副ではなく)主な収益源として活用している企業が増え、業界の状況を一変させている。こういった状況を俗に「DVDバブル」と呼ぶほどである。
DVDの規格には、ディスクの物理構造による違いと、データの書き込み方の形式(論理フォーマット)による違いがある。さらにビデオ用途ではアプリケーションフォーマットによる違いもあり、それぞれの組み合わせでさらに多くの種類が存在する。
記録型DVD規格として、DVD-R(1回だけ書き込み可能)とDVD-RW、DVD-RAM(複数回の書き込みが可能)がDVDフォーラムによって制定されている。これに対抗するものとして、DVD+RWアライアンスの策定したDVD+RやDVD+RWがある。
記録型DVDについて、一部海外メーカーのものに品質に重大な問題がある場合がある<ref>粗悪な記録型DVDメディアが、なぜ“怖い”のか</ref>。品質の悪いディスクは動画の再生時にブロックノイズが入る、再生が止まる、保存したデータが消える、ドライブやレコーダの寿命が縮むといった問題を引き起こす可能性が高い。
しかし、ドライブの性能や相性によって書き込み品質が下がることもあるため、一概に国産メディアを使えば大丈夫、という保証はない(国内ブランドでも海外製メディアを採用していることがある)。安心して使うためには、これから利用するメディアを1枚買って書き込みテストを行い、問題がないことを確認してから利用することが望ましい。また、発売当初は100年程度もつといわれていた書き込みメディア耐久性であるが、これはあくまで良質なメディアの加速試験(実際に100年間試験するのではなく、代わりに紫外線の照射強度などを変えて100年間相当の環境にするもの)における結果であって、現実には数年程度でデータが消えてしまう品質の悪いディスクも存在する。長持ちさせるためには、紫外線の当たる場所や高温多湿な場所を避けることが重要である。また、VHSと比較して、テープが絡まって故障する心配は無いものの、ディスクが傷つくと読み込み不可能になる可能性があるため、保管には十分注意が必要である。