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この記録メディアに「コンパクト」という言葉が使用された理由は、フィリップス社の意向によるところが大きい。CDの開発段階でフィリップス社がソニーに提示した試作品の大きさは、コンパクトカセット(開発はフィリップス社)の対角の長さと同じ直径11.5cm(カセット本体が試作品CDにきれいに内接する大きさ)であり、コンパクトカセットとの名称の一貫性が図られていた(ただし、その後ソニー側の提案で収録できる時間を延長したため、実際には直径は0.5cm増えて12cmとなった)<ref>コンパクトカセット及びコンパクトディスクのサイズは、当時の自動車のダッシュボードの規格が1DINという規格になっており、これに基づいて定められたもの。その後、0.5センチ増えることになったが、コンパクトにはもう一点の意味がある。現在は、DVDやBDに置き換えられたため実際の製品を見る機会が少なくなったが、レーザディスクの総本山がフィリップス社であったこと。このレーザディスクのサイズが、30cmの大きさのものであった事に由来する。また、CDの誤り訂正符号の名称はCIRC(クロスインターリーブ・リードソロモン符号)を用いているが、短いバーストエラーからの誤り訂正を行う符号として、リードソロモン符号を提案したのが、フィリップス社のCD開発チーム責任者である。</ref>。
コンパクトディスク (CD) が登場した1982年は、まだ直径30cmのアナログレコードが広く流通しており、「直径12cmのディスクに30cmのレコードと同程度の時間だけ音楽が記録できる」ことは驚きで、「コンパクト」(小型に収めた)というこの名称は適切なものであったといえる。因みに、当時の映像分野での最先端記録メディア「レーザーディスク」が直径30cm、コンピュータの分野の「フロッピーディスク」は8インチ(1辺が約20cm)または5.25インチ(同13cm)が使用されていた。
その後の技術革新で各種記録メディアの小型化・高密度化なども進んだが、スーパーオーディオCD、DVD、DVDオーディオ、次世代DVD(ブルーレイディスク、HD DVD)などの光ディスクはいずれも直径12cmであり、この大きさは今後もこの分野での標準として継続するであろうと思われる。