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日本が建国された時期の基準としては、初代天皇とされる(昭和41年政令第376号)</ref>、翌1967年(昭和42年)から、2月11日が「建国記念の日」の祝日となった。
歴史学的には、日本書紀の記述の全てが史実とはみなされていない。異論はあるものの最も広く受けれられている那珂通世の説によると、『緯書』の鄭玄注に、1260年に一度(干支一運の60年(「1元」)×21元=「1蔀」)の辛酉年には大革命が起こるとあり、これをもって推古天皇9年(601年)の辛酉年から1260年前で当たる紀元前660年に神武天皇が即位したと定められたとされる。那珂通世はさらに論を押し進め、日本書紀における天皇家の系譜を史実と考え、「神武の創業は漢の元帝の頃に当たる」と推算したが、これは現在の学問的成果とは合わず受け入れられていない<ref>坂本太郎、家永三郎、井上光貞、大野晋校注『日本書紀(一)』岩波書店〈岩波文庫〉、1994年(初出1993年)。ISBN 9784003000412。 補注(巻第三)四「神武天皇東征説話」、十八「日本書紀の紀年および年月日」。</ref>。纒向遺跡や唐古鍵遺跡などの都市遺跡、畿内に出土する土器や鏡等の考古学的発見から、ヤマト王権は遅くても1世紀中ごろから2世紀末の間に成立していたのではないかと議論されている。<ref>日本建国史『大和王権成立の時』、漢鏡出土地が語る、大和王権成立の時期『大和王権は1世紀から2世紀初めの鏡をまとまって入手している』、皇室事典編集委員会『皇室事典』、所功『歴代天皇』、八幡 和郎 『歴代天皇列伝』、渡瀬 善教『原日本書紀〈第1巻〉古代日本の状況』</ref>
日本の建国時期の基準としては、神武天皇が即位した時とする見解のほか、「日本」国号が定められた時期(飛鳥浄御原令または大宝律令の成立時期)、大政奉還がなされ近代国家建設が始まった明治維新の時期などが挙げられることもある。また、神武天皇に殺された長髄彦の兄安日彦が津軽に亡命したことをもって日本の建国としている古文書・古文献(『中尊寺文書』、『平泉雑記』など)も東北地方には伝わっている。いずれにせよ、国家としての日本は長い歴史的経緯を経て形成されているため、明確な建国の画期を見出すことは困難であり、建国をめぐる議論は主観的なものとなりがちである。